|
|
| |
現在、上級シューフィッターとしてお客さまの靴選びのアドバイスやフィットしない靴を調整して快適な歩きをサポートするため、全国の百貨店や小売店を飛び回っています。そのときいつも感じることは、多くのお客さまが歩きにまつわるさまざまなトラブルを抱えていらっしゃること。そして皆さんが、あまり靴と足と健康
の関係についてご存じないこと…。そこで、靴選びの大切なポイントや靴と足と健康の関係についてご紹介します。 |
|
| |
|
|
| |
|
|
| |
一人一人の顔が違うように、足も皆さんそれぞれに違った個性を持っています。形も違えば、歩き方も異なる。それだけに靴選びも千差万別なのです。まずはご自分の足のサイズを正確に計測してください。その上で、ビジネスシューズなのかウォーキングなのか、用途に合わせて試着してください。特に女性の方に多いのですが、ゆったりした靴を選ばれる傾向があります。
しかし大きめの靴を履くと靴の中で足が動き、擦れてマメやウオノメの原因にもなります。理想的なフィッティングは、かかと部分はしっかりと固定され爪先部分---足の指が自由に動くこと。本来人の基本的な歩行動作は、地面を足のゆびでしっかりと掴み、蹴り出して前に進みます。靴を履いていても、かかと周りが固定されゆび先が自由になることで、この基本的な歩行動作にかなった安定した歩きを実現します。また、足のゆびを動かすことで血液循環がよくなり、冷えや疲れを予防する効果も望めます。
最近では、よい靴選びと同時に「5本ゆびに分かれた靴下」を履くこともお勧めしています。また、紐靴の場合は履く度に紐を結び直してフィッティングを調整してください。紐というせっかくの調整機能が付いているのに、一度結んだらそのまま着脱を繰り返す方が多いようですが……(笑い)。 |
|
| |
|
|
| |
|
|
| |
ある日お店に子供連れのお母さんがいらして、「子供の足が少し湾曲しているようですが、どのような靴を選べばよいでしょうか」と相談されたことがあります。どのお子さまも2・3歳の頃、馴れない歩きから足が少し曲がることがあります。通常はよく歩いて足を動かすことで自然に直りますが、くるぶし部分をしっかりと固定することで効果があります。
ヨーロッパではよくチャッカーブーツを履く子供たちを見かけますが、これもくるぶしまで固定して足の形を“矯正”するためと言われています。このお子さんの場合は学校で指定された靴も履かなければいけないため、パットで左右の高さを調整したり、くさびを入れて安定感を高めたりして対応いたしました。 |
|
| |
|
|
| |
|
|
| |
靴メーカーにいながらこんなことを言うのも何ですが、本当は裸足が一番なんです。でも一日中裸足で生活することは不可能です。特に男女を問わず働かれている方たちは一日の大半を靴を履いて過ごさなければなりません。足は健康のバロメータにもなり、足に負担をかける靴をはき続けると腰痛などさまざまなトラブルの原因にもなります。だから、いかにご自分の足にフィットし、快適で裸足に近い感覚で靴を履いていただけるか、ということが大切なテーマだと思っています。長年身に付いた歩き方のクセを直すことは容易ではありません。そのためシューフィッターとしてお客さまの足の形や歩き方を十分に把握し、それに合わせてトータルに調整して長くご愛用いただける靴をお届けできるよう心がけています。
またお体の不自由な方が来店されることも多く、そのときはたんに靴の中を調整するだけでなく着脱しやすいように靴全体を工夫して、さまざまな角度からサポートしています。あるとき医者に勧められて当社の「ボンステップ」をお求めにいらしたお客さまがいました。看護士や他の患者さんからお話を聞いた医師がボンステ
ップの良さを実感され、推薦したそうです。これからもシューフィッターとして。一人でも多くの方たちに靴選びの大切さや、歩きと足の重要性を啓蒙していきたいと考えています。
今お履きの靴にすこしでもご不満があれば、その靴を長く愛用できる一足にしてください。そのためにも、まずは一度、お近くのお店のシューフィッターにお気軽に声をかけてください。きっと、あなただけの快適な歩きが得られるはずです。そのために私たちは日夜努力と研鑽に努めているのですから……。 |
|
| |
|
|
| |
|
|